優秀なwebディレクターがgoogle search consoleでよく使う、使える機能、チェックする項目
① 最重要:成果に直結する【検索パフォーマンス】
■ 検索パフォーマンス(検索結果)
使う理由:SEOの“現実”がすべて見える
よく使う指標
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表示回数:需要の大きさ(テーマ選定)
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クリック数:実際の集客力
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CTR:タイトル/ディスクリプションの良し悪し
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平均掲載順位:改善余地の有無
優秀なディレクターの見方
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順位 5〜15位 × 表示回数多
→ 最優先改善対象(伸び代が最大) -
表示回数多い × CTR低
→ タイトル/ディスクリプション改善 -
CTR高い × 順位低め
→ 内容強化・内部リンク追加で押し上げ
よく使う切り口
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クエリ別
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ページ別
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デバイス別(SP / PC)
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期間比較(前月・前年)
👉 「施策を打つ根拠」を作る場所
② コンテンツ改善に必須【ページ別分析】
■ ページ
使う理由:どのページが“働いているか”がわかる
チェックポイント
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1ページで複数クエリを取れているか
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狙っていないクエリで流入していないか
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1ページ1意図になっているか
ディレクター視点の判断
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クエリが散らばっている
→ ページ分割 or 構成見直し -
意図違いの流入が多い
→ 見出し・導線の調整 -
想定外のニーズが見える
→ 新規コンテンツ企画の種
③ UI/UX改善にも使える【デバイス・表示】
■ デバイス別
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モバイル
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デスクトップ
見るポイント
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モバイルだけCTRが低い
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モバイルだけ順位が低い
👉 原因例
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タイトルがSPで切れている
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ファーストビューが弱い
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Core Web Vitalsの影響
④ 技術的な土台チェック【インデックス】
■ インデックス作成 > ページ
使う理由:そもそもGoogleに認識されているか
必ず見る項目
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インデックス未登録の理由
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noindex -
重複(canonical)
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クロール済み - インデックス未登録
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ディレクター判断
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意図しない noindex
→ 即修正指示 -
重複が多い
→ URL設計・正規化ルール見直し
⑤ リリース・改修時に必須【URL検査】
■ URL検査
使う理由:修正が正しく反映されているか確認
使いどころ
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新規ページ公開後
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SEO改善後
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構造化データ修正後
チェック項目
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インデックス可否
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モバイルユーザビリティ
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構造化データ検出
👉 「公開した=終わり」にしない
⑥ UX×SEO【ページエクスペリエンス】
■ Core Web Vitals
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LCP
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INP
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CLS
ディレクターの使い方
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数値を直接改善するより
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「影響が出ているページ特定」
👉 改善指示をエンジニアに出すための根拠資料
⑦ 構造化・リッチリザルト
■ 拡張
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FAQ
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パンくず
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商品
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レビュー
見る理由
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表示エラー有無
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リッチリザルト獲得状況
👉 CTR改善に直結
⑧ スパム・リスク管理
■ 手動による対策
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不正リンク
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低品質コンテンツ
👉 ディレクターが“気づけるか”で致命傷を防げる
優秀なWebディレクターのGSC活用まとめ
| 目的 | 見る機能 |
|---|---|
| 伸び代発見 | 検索パフォーマンス |
| コンテンツ改善 | クエリ × ページ |
| UI/UX改善 | デバイス別 |
| 技術健全性 | インデックス |
| 公開確認 | URL検査 |
| CTR改善 | 構造化データ |
| リスク管理 | 手動対策 |
GAと違う、GSCの本質
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GA:来た後の行動
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GSC:来る前の評価
👉 Webディレクターは「GSCで仮説 → GAで検証」
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