優秀なwebディレクターがgoogle analyticsでよく使う、使える機能、チェックする項目
本記事は主にこんな流れになっています。GAなどを見ていて何を見ていけばいいのか?または、細かいテクニックの話になってしまい「木を見て森を見ず」のようになってしまった場合のチェックリストにもなるような構成になっています。
今後、もっと指標の作り方や、設定の仕方、評価の仕方などにも触れていきたいと思います。
---ここからざっと概要---
→異常な変化はないか?の確認
→広告orSEO?の確認
→エンゲージメントからCVの確認=ワイヤー・導線改善の根拠になる
→LP=LP改善=最初に見られたページ✖️成果=広告LPvsSEO記事の評価
→ディレクター視点=計測されてない重要行動はないか?=設計ミス=改善できない
→離脱が一番多いステップ=UIなのか、訴求なのかの切り分け
→属性(年齢・性別・地域)・デバイス
---ここまでざっと概要---
① まず毎回見る「ダッシュボード系(全体把握)」
■ レポート > 概要
使う理由:異変に最速で気づくため
チェック項目
ユーザー数 / 新規ユーザー数
セッション数
エンゲージメント率
コンバージョン数
前期間比(↑↓)
見るポイント
「前週・前月と比べて急変していないか」
数値より変化率を重視
② 集客の質を見る(マーケ施策評価)
■ 集客 > トラフィック獲得
最重要レポートの1つ
よく見るディメンション
デフォルトチャネルグループ
(Organic / Paid / Direct / Referral / SNS)
見る指標
エンゲージメント率
コンバージョン
平均エンゲージメント時間
ディレクター的チェック
「流入は多いが、CVしてないチャネルはどれか」
広告 or SEOの質の良し悪し判断
■ 集客 > ユーザー獲得
新規施策チェック用
新規ユーザーがどこから来ているか
広告・SEO施策の初動確認に使う
③ ページ改善に直結する(UI/UX改善)
■ エンゲージメント > ページとスクリーン
超・実務向け
チェック項目
表示回数
平均エンゲージメント時間
イベント数
CVへの貢献
見るポイント
よく見られているが、CVに繋がらないページ
直帰的挙動(滞在が短すぎるページ)
ワイヤー・導線改善の根拠になる
■ ランディングページ
LP改善・広告LPで必須
最初に見られたページ × 成果
広告LP / SEO記事の評価
④ コンバージョン設計・改善(成果に直結)
■ イベント(重要)
GA4はイベント中心
よく使うイベント例
scroll
click
form_submit
purchase
download
tel_click
ディレクター視点
「計測されていない重要行動はないか?」
設計ミス=改善できない
■ コンバージョン
どのイベントをCVに設定しているか
CV定義がビジネスゴールと一致しているか
ありがちな地雷
「とりあえず全部CV」
「数は取れてるが意味が薄いCV」
⑤ 導線設計の確認(ボトルネック特定)
■ 探索 > ファネル探索
ディレクターが使えると一段上
用途
LP → サービス → お問い合わせ
記事 → CTA → CV
見るポイント
離脱が一番多いステップ
UIなのか、訴求なのかの切り分け
■ 経路探索
実際にユーザーがどう動いているか
想定導線と現実のズレ確認
⑥ ユーザー理解(ペルソナ検証)
■ ユーザー属性(年齢・性別・地域)
想定ターゲットとズレていないか
■ デバイス
mobile / desktop 比率
モバイルでCV率が極端に低くないか
レスポンシブ改善の判断材料
⑦ ディレクター的「最低限の定点観測リスト」
毎週見る
ユーザー数
CV数
CVR
チャネル別成果
月1で深掘り
上位ページの成果貢献
ファネル探索
デバイス別CVR
⑧ よくあるGA4の地雷(重要)
数字を見るだけで仮説がない
GAだけで完結しようとする
(→ ヒートマップ・Search Consoleと併用必須)
計測設計を後回しにする
まとめ(ディレクター視点)
GAは
❌「分析ツール」ではなく
⭕「意思決定ツール」
改修するか?
優先度はどこか?
広告/SEOどちらを強化するか?
を判断するために使うのが正解です。
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