ポケモン 世界最強クラスのIP はどうやって作られている?

 ポケモンが人気があって価格も高くなりやすい理由は、かなりロジカルに説明できます。感覚的な「ブーム」ではなく、構造的に強いIPなんです。


① 世界最強クラスのIP(知名度 × 接触頻度)

ポケモンは

  • ゲーム

  • アニメ

  • 映画

  • カード

  • グッズ

  • スマホアプリ(Pokémon GO)

人生のあらゆるタイミングで何度も触れる設計になっています。

👉 子どもの頃に触れた人が、大人になって「懐かしさ」で再燃
👉 親になって子どもと一緒に再接触

世代を跨いで需要が途切れないのが最大の強み。


② キャラクター数が多く「推し」が分散しない

ポケモンは現在1000匹以上

  • 人によって好きなポケモンが違う

  • どのキャラにも一定のファンがいる

  • 一部のキャラだけが消耗されない

結果として
IP全体の寿命が極端に長い


③ ルールがシンプルで「参入障壁が低い」

特にカードゲーム。

  • 小学生でも遊べる

  • でも大会レベルでは超奥深い

  • 言語が違っても遊べる

→ 世界中で需要が生まれる
→ プレイヤー人口が減りにくい

これがカード価格を下支えします。


④ 公式が「供給をコントロール」している

ポケモンは
ディズニー並みに供給管理が上手い

  • 限定生産

  • プロモカード

  • 再販タイミングを絞る

👉 常に「少し足りない」状態を作る
👉 転売が発生し、二次市場価格が上がる


⑤ 投資・コレクション対象になった

ここ数年で大きいのがこれ。

  • PSA鑑定

  • 海外投資家

  • YouTuber・セレブが開封動画

👉 「遊ぶもの」から
👉 「資産」へ認識が変化

特に初期・限定・状態良好品は
供給が永久に増えない


⑥ 暴落しにくい心理構造

ポケモンは

  • 世界中にファン

  • ノスタルジーが強い

  • 子ども向け=倫理的に安心

→ 景気後退でも手放されにくい
→ 価格が粘る

「売りが出にくい」のは投資的にも強い。


まとめ(超重要)

ポケモンは

人気だから高いのではなく
高くなり続ける構造を持っているから人気が続く

という珍しいIP。

コメント

このブログの人気の投稿

既存のページから逆算してみる「企画意図」「主要施策」「ビジネスゴール」「KPI(想定される)」

優秀なwebディレクターがgoogle analyticsでよく使う、使える機能、チェックする項目

既存のページから逆算してみる共通の「構成」「目的」「技術ポイント」